中古ドメインのSEO効果は本当にある?効く仕組みと効かないケース
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中古ドメインには、過去の被リンク(バックリンク)などの外部からの評価が残っていれば、新しく取ったドメインより早く検索エンジンに評価される可能性があります。
ただし効果は、残っている被リンクの質・過去のサイトとテーマが合うか・これから作るサイトの中身で大きく変わり、中古ドメインを使うだけで順位が上がるものではありません。
この記事では、効果が出る仕組みと出ないケース、Googleのポリシーとの関係、購入前の確かめ方を解説します。
目次
中古ドメインのSEO効果とは?

中古ドメイン(オールドドメイン)は、過去に誰かが取得し、サイトを運営していた履歴のあるドメインです。
中古ドメインのSEO効果として期待されるのは、主にサイトの立ち上がりが早くなる可能性です。
新しく取ったドメインは、ほかのサイトからのリンクも、検索エンジンに見つけてもらうきっかけも、ゼロから積み上げることになります。中古ドメインには過去のサイトに向けて張られた被リンクが残っていることがあり、それが新しいサイトのスタート地点を押し上げることがあります。
ドメインを引き継いだときに、何が引き継がれ、何が引き継がれないかを分けて考えると、効果を正しく見積もれます。
| 項目 | 引き継がれるか |
|---|---|
| ほかのサイトからの被リンク | 残っている分は新しいサイトにも向きます。リンク元のページが削除・閉鎖されると減っていきます |
| リンク・ブックマーク経由のアクセス | リンクやブックマークが残っていれば、一部が続くことがあります |
| 過去のページの内容への評価 | 引き継がれません。新しいサイトの中身は、新しいサイトとして改めて評価されます |
| 過去の悪い使われ方の影響 | スパムなどに使われていた場合、評価の低い状態が残っていることがあります |
このように、中古ドメインの効果を見積もるときの中心になるのは、残っている被リンクなどの外部からの評価です。
新人ラッコ
ラッコ先輩中古ドメインのSEO効果が出る仕組み

被リンクが評価の手がかりになる
Google のリンクに関するガイドでは、ページの関連性を判断する手がかりの一つとして、また新しいページを見つけるために、リンクを使うと説明しています。
Google のランキング システム ガイドでも、ページどうしがどうリンクしているかを理解するシステム(PageRank など)を使っていると書かれています。
中古ドメインに残る被リンクは、この「リンク」にあたります。過去のサイトがほかのサイトから紹介されていたなら、その紹介は新しいサイトにも向いたままになるため、新規ドメインより有利な状態から始められる可能性があります。
ただし同じガイドでは、リンクは数多くあるシグナルの一つだとも説明されています。被リンクがあるだけで順位が決まるわけではありません。
検索エンジンに見つけてもらいやすい
Google のクローラー(ページを集めて回るプログラム)は、すでに知っているページのリンクをたどって新しいページを見つけます。
被リンクが残っている中古ドメインは、クローラーが訪れるきっかけが最初からあるため、新規ドメインよりインデックス(検索結果に載る状態)までが早いことがあります。
ただし早さには個体差があり、思ったより時間がかかることもあります。
過去のサイトとテーマが合っている
被リンクには、リンク元のページの文脈(どんな話題の中で、どんな言葉で紹介されたか)があります。同じリンクに関するガイドでは、リンクの文字(アンカーテキスト)もページの内容を理解する手がかりになると説明しています。
過去のサイトと近いテーマで新しいサイトを作ると、残っている被リンクの文脈と新しいサイトの内容がかみ合い、評価を自然な形で活かしやすくなると考えられます。
反対に、テーマがまったく違うと効果が出にくいうえ、次の節で説明するように Google のポリシーの問題にもつながります。
中古ドメインの効果が出にくい・出ないケース

新人ラッコ
ラッコ先輩次のようなドメインや使い方では、期待した効果が出ないことがあります。
| ケース | 何が起きるか |
|---|---|
| 被リンクがほとんど残っていない | 引き継ぐ評価そのものがありません。被リンクは、リンク元のサイトの閉鎖・更新・削除で時間とともに減っていきます |
| 被リンクの質が低い(自作自演のリンク・スパムサイトからのリンク等) | 不自然なリンクは、Google のシステムで効果が打ち消されることがあります(下記) |
| 過去のサイトとテーマがまったく違う | 残っている被リンクの文脈と合わず、評価を活かしにくくなります |
| スパム・アダルト・外国語スパムなどの履歴がある | 過去の使われ方による評価の低さが残っていることがあります |
| 新しいサイトの中身が薄い | 検索順位は、ページの内容が検索した人の求めに合っているかで大きく決まります。ドメインだけでは補えません |
不自然なリンクについて、2022年12月のGoogle のリンクスパム アップデートの発表では、AI を使ったスパム対策システム「SpamBrain」によって不自然なリンクの影響を打ち消したとしています。打ち消されたリンクがそれまでもたらしていた効果は失われ、後から取り戻すことはできないとしています。
SpamBrain はリンクを買っているサイトだけでなく、ほかのサイトへリンクを送るために使われているサイトも見つけられると説明されています。過去にリンクの売買や、リンクを送るためだけのサイト網に使われていたドメインは、見た目の被リンクの数が多くても、その効果が残っていない可能性があります。
Googleのポリシーとの関係

新人ラッコ
ラッコ先輩Google の2024年3月の発表で、スパムに関するポリシーに「期限切れドメインの不正使用」が加わりました。
期限切れドメインの不正使用とは、期限切れのドメインを購入し、利用者にとってほとんど価値の無いコンテンツを載せて、主に検索順位を操作する目的で使うことです。
Google のスパムに関するポリシーでは例として、以前は政府機関が使っていたドメインでのアフィリエイトのコンテンツ、医療系の非営利団体が使っていたドメインでの商用の医療製品の販売、学校が使っていたドメインでのカジノ関連のコンテンツなどを挙げています。
一方で、古いドメイン名を、人の役に立つことを第一に作った新しいオリジナルのサイトに使うことは問題ない、とも説明しています。
つまり問題になるのは、中古ドメインを使うことそのものではなく、使い方です。
| 問題になりにくい使い方 | ポリシーに当たるおそれがある使い方 |
|---|---|
| 過去と近いテーマで、読者の役に立つ新しいサイトを作る | 過去の評判だけを当てにして、価値の低いコンテンツを載せる |
| 新しいサイトの中身で評価を積み上げていく | 過去と無関係なテーマで、順位だけを狙ってサイトを作る |
| 自分のサイトに必要なリンクだけを張る | ほかのサイトへリンクを送るためだけにサイトを作る(リンクスパム) |
ポリシーに反するサイトは、検索結果での順位が下がったり、検索結果に表示されなくなったりすることがあります。
また、Google の担当者がポリシー違反と判断した場合は「手動による対策」(いわゆるペナルティ)が行われ、Search Console の「手動による対策レポート」に表示されます。問題を直したあとは、同じレポートから再審査をリクエストできます。
中古ドメインのご利用にあたって
中古ドメインの利用は検索順位の上昇を保証するものではありません。また、検索順位の操作のみを目的とした利用(過剰な相互リンク網・無関係なサイトへのリダイレクト等)は、Googleのスパムに関するポリシー(リンクスパム/期限切れドメインの不正使用)に該当し、手動による対策(ペナルティ)を受ける可能性があります。過去の運用内容と関連性のある、利用者にとって価値のあるサイト運営を推奨します。中古ドメインのリスクについて
中古ドメインと新規ドメインはどちらがよい?

どちらが正解ということはなく、目的と、購入前の調査にかけられる手間で選ぶのが現実的です。
中古ドメインが向いているケース
- 過去のサイトと近いテーマで、新しいサイトを始めたい
- サイトの立ち上がりの早さを重視している
- 被リンクが今も残っていること、過去にスパムなどに使われていないことを確かめられる
新規ドメインが向いているケース
- 会社名・サービス名など、決まった名前のドメインを使いたい
- 過去の履歴によるリスクを持ち込みたくない
- 時間をかけてゼロから育てる前提で、取得の費用を抑えたい
どちらを選んでも、検索順位を最終的に決めるのは、サイトの中身と、検索する人の求めに合っているかです。中古ドメインで変わるのは主にスタート地点で、その後の伸びはコンテンツ次第です。管理や設定の方法は、中古ドメインも新規ドメインも同じです。
これから作るサイトのテーマにどれくらい検索の需要があるかは、Google 広告のキーワードプランナーのほか、当サイトを運営するラッコ株式会社のラッコキーワードでも登録なしで調べられます。テーマを先に決めておくと、過去のテーマが合う中古ドメインを選びやすくなります。
効果が期待できるか確かめる方法

中古ドメインの効果は、購入する前の確認でかなりの部分を見極められます。最低限、次の4つを確かめましょう。
- 被リンクの量と質:リンク元のドメインの数だけでなく、リンク元が今も運営されている実在のサイトか、同じ文言のリンクばかりが不自然に並んでいないかを見ます
- 過去のサイトの内容:Wayback Machine などで、過去にどんなサイトだったか、スパム・アダルト・外国語のサイトに使われていた時期が無いか、途中で持ち主が変わって別の用途に使われていないかを見ます
- これから作るサイトとのテーマの近さ:過去のサイトのジャンルと、新しいサイトのジャンルが近いかを見ます
- 購入後の手動による対策の有無:Search Console にドメインを登録し、「手動による対策」レポートに問題が出ていないかを確かめます
当サイトの無料ツールでも、WayBack運用歴チェックツールで過去の運営内容を、一括ドメインパワーチェックツール(DR)で被リンクの指標の目安(DR は Ahrefs が独自に計算する指標で、Google の評価そのものではありません)を調べられます。
当サイト(中古ドメイン販売屋さん)では、スパムリンクで指標を操作したドメイン・違法なサイトに使われていたドメイン・二次利用されていたドメインを仕入れの段階で除いています。累計50万件以上の販売で返品は0.01%未満で、そのうえでインデックス保証と手動対策の返品保証を付けています。ただし、これは過去の履歴によるリスクを下げるためのもので、検索順位が上がることを保証するものではありません。
ドメイン検索では、過去の運営内容(ジャンル)や被リンクの条件で絞り込めるので、これから作るサイトとテーマが近いドメインを探すときに使えます。気になる点は、詳細ページの被リンクの一覧や評価の低いリンク率でも確かめられます。
まとめ
- 中古ドメインは、被リンクなどの外部からの評価が残っていれば、新規ドメインより早く評価される可能性があるが、使うだけで順位が上がるものではない
- 引き継がれるのは主に残っている被リンクで、過去のページの内容への評価は引き継がれない。被リンクは時間とともに減っていく
- 被リンクが少ない・質が低い、テーマが違う、スパムの履歴がある、サイトの中身が薄い場合は、効果が出にくい
- 問題になるのは使い方。過去の評判だけを当てにして価値の低いコンテンツを載せる使い方は、Google のスパムに関するポリシーに当たるおそれがある
- 決まった名前を使いたい・履歴のリスクを持ち込みたくないなら、新規ドメインも選択肢。中古ドメインを選ぶなら、購入前に被リンク・過去のサイト・テーマの近さを確かめる
新人ラッコ
ラッコ先輩当サイトの在庫一覧は、仕入れの段階で被リンクと過去の運営の履歴を調べて選別したドメインです。これから作るサイトとテーマの近いドメインを探してみてください。
よくある質問
中古ドメインを使えば上位表示できますか?
できるとは限りません。
被リンクが残っていれば有利なところから始められる可能性はありますが、順位はサイトの中身や検索する人の求めとの合い方など、多くの要素で決まります。
オールドドメインと中古ドメインのSEO効果は違いますか?
同じものです。
「オールドドメイン」「期限切れドメイン」は、中古ドメインと同じ意味で使われる呼び方です。呼び方によって効果が変わることはなく、この記事で説明した仕組みとケースがそのまま当てはまります。
中古ドメインの効果はどのくらい続きますか?
決まった期間はありません。
残っている被リンクは、リンク元のページが削除・閉鎖されると減っていきます。中古ドメインで早く立ち上がったとしても、その後はサイト自身で被リンクや評価を集めていく必要があります。
コアアップデート以降、中古ドメインは意味がないのですか?
意味がなくなったわけではありません。
2024年3月の発表で問題とされたのは、過去の評判を利用して価値の低いコンテンツで順位を狙う使い方で、古いドメインを人の役に立つ新しいサイトに使うことは問題ないと説明されています。ただし不自然なリンクの効果を打ち消す仕組みもあるため、被リンクの数だけを当てにした使い方では効果を期待しにくいと考えられます。
なぜ中古ドメインを使う人がいるのですか?
新しいサイトの立ち上がりを早められる可能性があるためです。
新規ドメインでは、ほかのサイトから紹介されるまでに時間がかかります。過去のサイトと近いテーマのサイトを作る場合、残っている被リンクを活かせる中古ドメインは、選択肢の一つになります。
仕入れの段階で選別した中古ドメインを、品質保証付きで販売しています




