このドメインは中古?過去の使用履歴の調べ方(Wayback・WHOIS)
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ドメインが中古ドメインかどうか、過去に何に使われていたかは、Wayback Machine(Webページの記録)・WHOIS / RDAP(登録情報)・検索エンジン・被リンクの4つを組み合わせて調べられます。
どれか1つで全部が分かる方法は無く、それぞれに分かることと分からないことがあります。
この記事では、方法ごとの調べ方と限界、調べた結果の見方を解説します。
目次
中古ドメインかどうかは何で分かる?

新人ラッコ
ラッコ先輩中古ドメイン(オールドドメイン)は、過去に誰かが取得し、サイトなどに使っていたドメインです。
一度失効したドメインを別の人が登録し直しても、ドメイン名そのものは変わりません。そのため中古かどうかは、ドメイン名を見ただけでは分からず、過去に残った記録から確かめます。
| 方法 | 分かること | 分からないこと |
|---|---|---|
| Wayback Machine | 過去のサイトの内容、最初に記録された日 | 記録されなかった期間・サイトのこと |
| WHOIS / RDAP | 今の登録の登録日・有効期限・レジストラ | 今の登録より前の使われ方、過去の持ち主 |
| 検索エンジン | 今インデックスされているページ、ほかのサイトでの言及 | 検索結果から外れた過去のページ(サイトが消えてしばらくすると外れていく) |
| 被リンク | リンクが残っているか、どんな言葉で紹介されていたか。ツールによっては、すでに消えたリンクの記録も | ツールに記録されていないリンク、リンクの無い使われ方 |
どれか1つの方法で「過去に使われていた」記録が見つかれば、中古ドメインと考えられます。
反対に、記録が見つからないことは「使われていなかった」証明にはなりません。この点は、どの方法にも共通します。
Wayback Machineで過去のサイトを見る

Wayback Machine は、Internet Archive が運営する、Webページの記録を保存して公開しているサービスです。ドメイン名を入れると、記録された日付の一覧と、その時点のページを見られます。
過去の使われ方を調べるときは、次の点を見ます。
- 最初の記録日:少なくともその日にはサイトがあったことになります
- サイトのジャンルと言語:どんなテーマのサイトだったか、日本語のサイトだったか
- 内容が大きく変わった時期:途中で持ち主が変わり、別の用途に使われた可能性があります
- スパムのような内容:アダルト・ギャンブル・外国語の広告ページなど、もとのサイトと関係のない内容に変わっていないか
- パーキング・転送の時期:広告や「このドメインは販売中です」のような表示だけのページ、別のサイトへの転送になっていた期間
一方で、Wayback Machine はすべてのサイトを記録しているわけではありません。Internet Archive は、Wayback Machine の使い方のヘルプで、クローラーが存在を知らなかったサイト、パスワードで保護されたサイト、robots.txt でブロックされたサイト、持ち主の依頼で除外されたサイトは記録されていないことがあると説明しています。
記録が無い・少ないからといって、使われていなかったとは言えません。また、記録はある時点の写しなので、その時点のすべてのページが残っているとは限りません。
記録を1件ずつ開いて見るのは手間がかかります。当サイトの無料ツール「WayBack運用歴チェックツール」では、初回記録日・月別の記録数の推移・タイトルとディスクリプションの移り変わり・パーキングやリダイレクトの痕跡、過去のページに含まれていた外部リンクの文字をまとめて表示します。二次利用の痕跡をAIで判定した結果も出ますが、推定なので、実際の運用歴と異なることがあります。
WHOIS・RDAPで登録日を確かめる

新人ラッコ
ラッコ先輩WHOIS と RDAP は、ドメイン名の登録情報を調べる仕組みです。ICANN の RDAP の解説やICANN の検索ツールのよくある質問によると、RDAP は WHOIS の後継として作られた仕組みで、どちらでも登録日(作成日)・有効期限・最終更新日・レジストラ(登録を受け付けた事業者)・ネームサーバーなどが分かります。
中古かどうかを調べるときに注意したいのは、登録日は今の登録が作られた日だという点です。
ドメインが一度失効して削除され、別の人が新しく登録し直すと、登録日はその新しい登録の日になることがあります。そのため、登録日が最近だからといって、新規ドメインとは限りません。たとえば当サイトで販売しているドメインは期限切れのものを登録し直しているため、WHOIS の登録日から数えた年数であるドメインエイジ(Whois)は1年未満のものがほとんどです。
そこで、WHOIS / RDAP の登録日と、Wayback Machine の最初の記録日を比べます。
最初の記録日のほうが登録日より古ければ、今の登録より前にも誰かがそのドメインを使っていた(一度失効して登録し直された)可能性が高いと考えられます。
WHOIS / RDAP で分かるのは今の登録の情報で、過去の持ち主の移り変わりは分かりません。また ICANN は、法律やポリシーにより、登録情報のすべてが表示されるわけではないと説明しています。登録者の名前などが伏せられていることも多くあります。
登録日や有効期限は、当サイトの「ドメイン情報(WHOIS/RDAP)チェックツール」でも調べられます。複数のドメインをまとめて見るときは「一括ドメインエイジチェックツール」で、WHOIS の登録日と Wayback Machine の最初の記録日を並べ、ドロップ履歴(失効・再取得の可能性)の判定まで確かめられます(判定は機械的なもので、実際の運用状況と異なる場合があります)。
検索エンジンで過去の痕跡を探す

Google の検索でも、過去に使われていた痕跡が見つかることがあります。
site: でインデックスされているページを見る
Google の site: 演算子の説明によると、Google で「site:example.com」のように検索すると、そのドメインのページのうち、インデックスされているものが表示されます。
自分がまだ何も公開していないのにページが表示されれば、過去のサイトのページが検索結果に残っている可能性があります。表示されたページのタイトルや説明文から、どんなサイトだったかも分かります。
ただし Google は、site: の結果はインデックスされているページをすべて表示するとは限らないと説明しています。何も表示されないことは、使われていなかった証明にはなりません。
また、サイトが消えてページが見つからなくなると、しばらくして検索結果からも外れていきます。そのため、何年か前に使われていた中古ドメインでは、過去のサイトのページがもうインデックスに残っていないことのほうが多いと、当サイト(中古ドメイン販売屋さん)の運営では見ています。site: で過去のページが見つかるのは、サイトが消えて間もない場合などに限られるので、過去の内容は Wayback Machine とあわせて確かめましょう。
ドメイン名でほかのサイトでの言及を探す
Google の検索の絞り込みのヘルプによると、ドメイン名を「"example.com"」のように引用符で囲んで検索すると、その文字列を含むページを探せます。
過去のサイトを紹介した記事・リンク集・口コミなどが見つかれば、そのドメインでどんなサイトが運営されていたかの手がかりになります。Wayback Machine で過去のサイト名が分かったら、サイト名でも検索してみましょう。
被リンクから過去の使われ方を推測する

ほかのサイトからこのドメインへのリンク(被リンク・バックリンク)が残っていれば、過去にこのドメインでサイトが運営され、ほかのサイトから紹介されていたことが分かります。
リンク元のサイトの内容と、リンクの文字(アンカーテキスト)からは、過去にどんなテーマのサイトとして紹介されていたかが分かります。
反対に、リンク元がスパムのようなサイトばかりだったり、アンカーテキストが過去のサイトと関係のない商品名ばかりだったりする場合は、検索順位を上げるためのリンク集めに使われていた可能性があります。
被リンクの調べ方は、ドメインが手元にあるかどうかで変わります。
| 状況 | 調べ方 |
|---|---|
| これから取得・購入する | Ahrefs・Majestic などの被リンクを調べるツールで、リンク元とアンカーテキストを見ます。各社が独自に集めたデータなので結果はツールごとに違い、すべてのリンクが見つかるとは限りません |
| すでに手元にある | Search Console でドメインの所有権を確認し、「リンク」レポートで、ほかのサイトからのリンク・よくリンクされているページ・リンクのテキストを見ます(Search Console のヘルプ) |
Search Console の「リンク」レポートで分かるのは、今のリンクです。一方で、Ahrefs などの被リンクを調べるツールの中には、すでに消えたリンク(失われたリンク)の記録を見られるものもあり、過去にどんなサイトからリンクされていたかの履歴も手がかりにできます。
ただし、ツールに記録が残るのは、ツールが見つけたリンクだけです。ほかのサイトから紹介されない使い方をしていた場合はもちろん、ツールに見つかるほどの被リンクが集まっていなかった小さなサイトでは、ここで過去の痕跡を見つけるのは難しいと当サイトでは考えています。
調べた結果をどう判断する?

4つの方法で見つかったものを合わせて、次のように判断します。
| 見つかったもの | 考えられること |
|---|---|
| Wayback Machine の最初の記録日が WHOIS の登録日より古い | 一度失効して登録し直された中古ドメインの可能性が高い |
| 途中で内容が大きく変わった時期がある | 持ち主が変わり、別の用途に使われた可能性がある |
| パーキング・別のサイトへの転送の期間が長い | その間は、サイトとして運営されていなかった |
| アダルト・ギャンブル・外国語の広告ページ、関係のない商品名のリンク | 評価の低い状態が残っているおそれがある |
| どの方法でも記録が見つからない | 使われていなかった可能性はあるが、断定はできない |
新人ラッコ
ラッコ先輩過去にスパムなどに使われていたドメインは、評価の低い状態が残っていることがあります。
また Google は、期限切れのドメインを、利用者にとって価値の低いコンテンツで検索順位を操作する目的で使うことを、スパムに関するポリシーで「期限切れドメインの不正使用」として挙げています。中古ドメインを使うこと自体ではなく、使い方が問題になります。
購入する前には分からないこともあります。手動による対策(いわゆるペナルティ)を受けているかは Search Console の「手動による対策」レポートで確かめますが、Google の所有権の確認のヘルプのとおり、Search Console では、所有権を確認したサイトのデータしか見られません。そのため、基本的には取得した後に確かめることになります。
中古ドメインのご利用にあたって
中古ドメインの利用は検索順位の上昇を保証するものではありません。また、検索順位の操作のみを目的とした利用(過剰な相互リンク網・無関係なサイトへのリダイレクト等)は、Googleのスパムに関するポリシー(リンクスパム/期限切れドメインの不正使用)に該当し、手動による対策(ペナルティ)を受ける可能性があります。過去の運用内容と関連性のある、利用者にとって価値のあるサイト運営を推奨します。中古ドメインのリスクについて
履歴に気になる点があれば、別の中古ドメインを選ぶほか、過去の履歴を持ち込まない新規ドメインを使うのも選択肢です。
当サイト(中古ドメイン販売屋さん)では、被リンクと過去の運営の履歴を調べ、スパムリンクで指標を操作したドメイン・違法なサイトに使われていたドメイン・二次利用されていたドメインを仕入れの段階で除いています。累計50万件以上の販売で返品は0.01%未満で、そのうえでインデックス保証と手動対策の返品保証を付けています。
気になる点は、ログインすると詳細ページの WayBack運用歴と被リンクの一覧でも確かめられます。
まとめ
- 中古ドメインかどうか・過去に何に使われていたかは、Wayback Machine・WHOIS / RDAP・検索エンジン・被リンクの4つを組み合わせて調べる
- WHOIS / RDAP の登録日は今の登録が作られた日。Wayback Machine の最初の記録日のほうが古ければ、中古ドメインの可能性が高い
- どの方法でも、記録が見つからないことは「使われていなかった」証明にはならない
- 手動による対策は所有権を確認しないと Search Console で見られないため、基本的には取得した後に確かめる
- 履歴に気になる点があれば、別の中古ドメインを選ぶほか、過去の履歴を持ち込まない新規ドメインを使うのも選択肢
新人ラッコ
ラッコ先輩過去の使われ方は、当サイトの無料ツール「WayBack運用歴チェックツール」で、記録の移り変わりをまとめて確かめられます。
よくある質問
ドメインが中古かどうか調べる方法は?
Wayback Machine の最初の記録日と、WHOIS / RDAP の登録日を比べるのが基本です。
最初の記録日のほうが古ければ、今の登録より前にも使われていた可能性が高いと考えられます。あわせて、検索エンジンでの言及や被リンクが残っていないかも確かめると、判断の材料が増えます。
WHOISの登録日が新しければ、新規ドメインですか?
そうとは限りません。
WHOIS / RDAP の登録日は今の登録が作られた日で、一度失効して登録し直されたドメインでは、その新しい登録の日になることがあります。過去に使われていたかは、Wayback Machine の記録などと合わせて確かめます。
Wayback Machineに記録が無ければ、使われていなかったと言えますか?
言い切れません。
Wayback Machine は、robots.txt でブロックされたサイトや、持ち主の依頼で除外されたサイトなどを記録していないことがあります。WHOIS・検索エンジン・被リンクも合わせて確かめましょう。
前の持ち主は調べられますか?
WHOIS / RDAP で分かるのは今の登録の情報なので、前の持ち主は分かりません。
Wayback Machine に残る過去のサイトに運営者の名前が書かれていれば、それが手がかりになることはありますが、持ち主を確かめられるとは限りません。
手元のドメインが中古だと分かったら、どうすればよいですか?
まず Search Console に登録し、「手動による対策」レポートと「リンク」レポートを確かめましょう。
使い始めるときは、過去と近いテーマで読者の役に立つサイトを作ると、残っている被リンクを活かしやすいと考えられます。
仕入れの段階で選別した中古ドメインを、品質保証付きで販売しています




