パーキングドメイン(ドメインパーキング)とは?仕組みと見分け方
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パーキングドメインとは、取得したもののサイトとしては使われておらず、広告や関連リンク、「このドメインは販売中です」といった案内だけの仮のページ(パーキングページ)を表示しているドメインのことです。こうしたページを置いておくことをドメインパーキングと呼びます。
Google は2011年に、パーキングドメインは利用者にとって価値のある内容が無いことが多いとして、多くの場合は検索結果に表示しない考えを公式ブログで示しました。
この記事では、ドメインパーキングの仕組みとデメリット、Google での扱い、中古ドメインで過去にパーキングだった期間を見分ける方法、使っていないドメインの選択肢を解説します。
目次
パーキングドメインとは?

パーキング(parking)は「駐車」の意味で、使う予定の無いドメインを、とりあえず仮のページに「停めて」おく状態を指します。Google 広告のヘルプでは、ドメイン パーキング サイトを「購入されたものの十分に作り込まれておらず、作成中だったり新しい持ち主を待っていたりするために、コンテンツがほとんど無いウェブアドレス」と説明しています。
「パーキングドメイン」はそのドメイン、「ドメインパーキング」はドメインを仮のページに停めておくこと(やそのためのサービス)、「パーキングページ」は表示される仮のページを指して使われることが多く、意味はほぼ同じです。
パーキングページの主な種類
| 種類 | 表示される内容 | よく使われる場面 |
|---|---|---|
| 広告・関連リンクのページ | ドメイン名から連想される言葉の「関連リンク」や広告の一覧 | 使っていないドメインへのアクセスを広告に回したいとき |
| 販売の案内のページ | 「このドメインは販売中です」「売り出し中」などの案内と、問い合わせ先・購入ページへのリンク | ドメインを売りに出しているとき |
| 登録事業者の初期設定のページ | 「準備中」「このドメインは〇〇で取得されました」など、ドメインの登録事業者が用意したページ | 取得したばかりで、まだサイトを置いていないとき |
1つのページに、広告と販売の案内の両方が並んでいることもあります。どの種類でも、ドメインの持ち主が作ったサイトの中身は無く、サイトの代わりに置かれた仮のページだという点は同じです。
ドメインパーキングの仕組み:なぜ使われる?

ドメインパーキングは、次のような流れで動きます。
- ドメインの持ち主が、ネームサーバーなどの設定を、パーキングサービス(またはドメインの登録事業者)の指定のものにします
- 誰かがそのドメインにアクセスすると、パーキングサービスが用意したページが表示されます
- 広告・関連リンクのページでは、訪問者が広告をクリックすると広告主が費用を払い、サービスによっては、その収益の一部をドメインの持ち主が受け取れる仕組みになっています
Google 広告のヘルプも、検索パートナー ネットワークに含まれるドメイン パーキング サイトでは、URL やページの内容に関連する検索語句が表示され、それをクリックすると広告の並ぶページに移る、という流れを説明しています。また Google 広告のポリシー ヘルプでは、ドメインの登録事業者や、使っていないドメインを多く持つ事業者が、パーキングページに広告やリンクを表示できる「AdSense for Domains」という仕組みを説明しています。
ドメインパーキングが使われる主な理由は、次のとおりです。
- 使うまでの置き場所:将来使うつもりで取得したドメインに、サイトを作るまでの間だけ何かを表示しておく
- 販売の案内:売りに出しているドメインに、販売中であることと連絡先を出す(ドメインの売買の場では一般的な使い方です)
- 残ったアクセスを広告に回す:以前のサイトへのリンクやブックマーク、ドメイン名の打ち間違いなどから来るアクセスを、広告の収益に回す
ただし、収益はアクセスの数と広告の出方しだいです。アクセスがほとんど無いドメインでは、広告もほとんどクリックされません。また、表示される広告やその仕組みは、広告ネットワークの方針で変わります(次の節)。
新人ラッコ
ラッコ先輩Google はパーキングドメインをどう扱う?

Google 検索での扱い
2011年12月のGoogle の公式ブログの記事(Inside Search)では、検索品質の改善を紹介した中で、パーキングドメインを自動で見分ける新しいアルゴリズム(parked domain classifier)を導入したと説明しています。パーキングドメインは役に立つことが少なく、広告で埋められていることが多い仮のサイトで、利用者にとって価値のある内容が無いのが一般的なので、多くの場合は検索結果に表示しない、という考え方です。
この説明は2011年のものです。ただ、中身の無いページが検索結果で評価されにくいという点は、人の役に立つことを第一に作られたコンテンツを評価するという、今のGoogle のユーザー第一のコンテンツのガイドの説明とも合っています。パーキングページを置いている間は、そのドメインでサイトとしての評価が積み上がることは期待しにくいと考えておくのが無難です。
Google 広告での扱い
Google 広告では、パーキングドメインの扱いが段階的に変わってきました。
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 以前から | 検索パートナー ネットワークにドメイン パーキング サイトが含まれ、広告の掲載先の一つになっていた。広告主はコンテンツの適合性の設定で、パーキングへの掲載を選べた |
| 2024年10月から | 新しく作ったアカウントは、既定でドメイン パーキング サイトに広告を出さない設定になった |
| 2025年3月から | 既存のアカウントも、既定でドメイン パーキング サイトに広告を出さない設定になった |
| 2026年2月10日から | ドメインパーキング(AFD)を、検索パートナー ネットワークの広告の掲載先から外す。コンテンツの適合性の設定から、パーキングを含める選択肢も無くなる |
表は、Google 広告のヘルプとGoogle 広告の検索パートナーのお知らせをもとにまとめています。
検索でよく調べられている「Google 広告のドメインパーキング」「ドメインパーキングの除外」は、この広告主側の設定のことです。また Google 広告のポリシーは、広告だけを表示していて独自の価値のある内容が無いドメイン パーキング サイトを、広告のリンク先にすることを認めていません。
パーキングドメインのデメリットとリスク

ドメインパーキングは手軽ですが、ドメインの持ち主にとって次のようなデメリットとリスクがあります。
| デメリット・リスク | 内容 |
|---|---|
| サイトとしての評価が積み上がらない | 仮のページには中身が無く、Google は2011年に、多くの場合パーキングドメインを検索結果に表示しない考えを示しました(Google のパーキングドメインの扱い) |
| 見た人の印象 | 会社名・サービス名のドメインで広告や「販売中」のページが出ると、見た人に、使われていない・手放されたという印象を与えることがあります |
| 広告を細かく選べない | 表示される広告やリンクはパーキングサービスや広告ネットワークが選ぶので、同業他社の広告や、ドメイン名と関係の無い広告が出ることがあります |
| 商標の問題 | 他社の会社名・商品名と同じか紛らわしいドメインで広告を出すと、権利者から申し立てを受けることがあります。Google も、AdSense for Domains で表示される広告について、商標の権利者が申し立てる窓口を設けています(Google 広告のポリシー ヘルプ) |
| 収益が安定しない | 収益はアクセスの数と広告の出方しだいで、広告ネットワークの方針が変わると、表示される広告や仕組みも変わります |
ページを見る側にとっても、パーキングページの広告やリンクは、ドメインの持ち主ではなくパーキングサービスや広告ネットワークが選んだものです。ドメイン名から想像する内容とは関係の無いサイトへつながることもあるので、ほかの広告と同じように、リンク先が信頼できるかを確かめてから開きましょう。
中古ドメインで、パーキングだった期間を見分けるには?

中古ドメイン(過去に誰かが使っていたドメイン)は、前の持ち主が使わなくなった後や、失効して別の人に取得された後に、しばらくパーキングページになっていることがよくあります。過去にパーキングだった期間があるかは、Internet Archive の Wayback Machine で、記録された当時のページを古い順に見て確かめるのが一般的です。
次のような記録が続いていれば、その期間はパーキングだった可能性があります。
- ドメイン名と関係する言葉の「関連リンク」や広告の一覧だけが並んでいる
- 「このドメインは販売中です」「売り出し中」「For Sale」などの案内と、価格・問い合わせ先が出ている
- 「準備中」「このドメインは〇〇で取得されました」のような、登録事業者の初期設定のページになっている
- 中身がほとんど無い、同じ見た目のページの記録が長く続いている
Wayback Machine は、すべてのサイト・すべての時期を記録しているわけではありません。記録が少ない時期は、パーキングだったかどうかも判断できないので、ほかの方法もあわせて確かめます。
記録を1件ずつ開いて見るのは手間がかかります。当サイトの無料ツール「WayBack運用歴チェックツール」では、過去の記録のタイトル・説明文の移り変わりとあわせて、パーキング・売却・未使用のページの特徴を含む記録に「ドメインパーキング」のラベルを付けて表示します。ラベルは記録の中身から機械的に付けるもので、Wayback Machine の記録のされ方によっては実際の運用状況と一致しないことがあるので、気になる記録は当時のページを開いて確かめてください。
パーキングだった期間をどう判断する?
パーキングの時期があること自体は、中古ドメインでは珍しくありません。大事なのは、その長さと、前後にどんなサイトがあったかです。
| 見つかったこと | 考えられること |
|---|---|
| 失効の前後や販売中の、短い期間だけパーキングだった | 持ち主が変わる途中によくある状態です。その前に運営されていたサイトの中身で判断します |
| 何年もパーキングが続いていた | その間、サイトは運営されていません。過去のページが検索結果から外れていたり、被リンクが減っていたりする可能性があります |
| パーキングの後に、無関係な内容や外国語のスパムのページになった時期がある | 別の持ち主が別の用途に使った可能性があります。評価の低い状態が残っているおそれがあります |
| パーキングページから別のサイトへ転送(リダイレクト)していた時期がある | その期間はアクセスがほかのサイトに送られていました |
新人ラッコ
ラッコ先輩中古ドメインに残る評価がどこまで新しいサイトに引き継がれるかは分からず、パーキングの期間が短いドメインでも効果は保証されません。
中古ドメインのご利用にあたって
中古ドメインの利用は検索順位の上昇を保証するものではありません。また、検索順位の操作のみを目的とした利用(過剰な相互リンク網・無関係なサイトへのリダイレクト等)は、Googleのスパムに関するポリシー(リンクスパム/期限切れドメインの不正使用)に該当し、手動による対策(ペナルティ)を受ける可能性があります。過去の運用内容と関連性のある、利用者にとって価値のあるサイト運営を推奨します。中古ドメインのリスクについて
使っていないドメインはどうする?パーキング以外の選択肢

新人ラッコ
ラッコ先輩自分のドメインを当面使わないときの選択肢は、パーキングだけではありません。目的に合わせて選びます。
| 選択肢 | 向いているとき | 注意点 |
|---|---|---|
| パーキングサービスや、登録事業者の初期設定のページのまま置いておく | 手間をかけずに、とりあえず何か表示しておきたい | 表示される内容はサービスや事業者しだい。上のデメリットがある |
| 自分で「準備中」や連絡先の簡単なページを置く | 会社名・サービス名のドメインで、見た人の印象を保ちたい | サーバーなど、ページを置く場所が要る |
| 今のサイトへ転送する | 似た名前のドメインや打ち間違いのドメインを、今のサイトにまとめたい | 転送の方法によって検索エンジンでの扱いが変わる(301リダイレクトの解説) |
| 売る | もう使う予定が無く、欲しい人がいそうなドメイン | 売れるまでの時間や価格は分からない(ドメインの売却の解説) |
| 更新しないで手放す | もう使う予定が無く、更新の費用をかけたくない | 失効して削除された後は、ほかの人が登録できるようになる(ドロップキャッチの解説) |
ドメインを売りに出すときは、ラッコ株式会社のラッコドメインにあるドメインマーケットで、利用者どうしで売買する方法もあります。会社名・サービス名に使っていたドメインは、手放した後にほかの人に取得されて別の用途に使われることもあるので、手放すかどうかは慎重に決めましょう。
なお、当サイト(中古ドメイン販売屋さん)で購入したドメインは、納品のときのネームサーバーのままにしておくと、サイトを置くまでラッコドメインの初期設定の仮ページが表示されます。
まとめ
- パーキングドメインは、サイトとして使われず、広告・関連リンク・販売の案内・登録事業者の初期設定などの仮のページを表示しているドメイン
- 広告の収益の一部を持ち主が受け取れる仕組みもあるが、収益はアクセスの数と広告の出方しだいで、広告ネットワークの方針でも変わる
- Google は2011年に、多くの場合はパーキングドメインを検索結果に表示しない考えを示した。パーキングページを置いている間は、サイトとしての評価が積み上がることは期待しにくい
- 中古ドメインで過去にパーキングだった期間は Wayback Machine で見分けられる。期間の長さと前後のサイトの中身で判断し、記録が少ない時期はほかの方法とも合わせて確かめる
- 使っていないドメインは、簡単なページを置く・転送する・売る・手放すといった選択肢もある
新人ラッコ
ラッコ先輩当サイトでは、スパムリンクで指標を操作したドメイン・違法なサイトに使われていたドメイン・二次利用されていたドメインを仕入れの段階で除いています。累計50万件以上の販売で返品は0.01%未満で、そのうえでインデックス保証と手動対策の返品保証を付けています。中古ドメインを探すときは、在庫一覧からご覧ください。
よくある質問
ドメインパーキングのデメリットは?
サイトとしての評価が積み上がらないことと、表示される広告やリンクを持ち主が細かく選べないことが主なデメリットです。
Google は2011年に、パーキングドメインは利用者にとって価値のある内容が無いことが多いとして、多くの場合は検索結果に表示しない考えを示しました。会社名などのドメインでは、見た人に使われていない印象を与えることもあります。
Google 広告のドメインパーキングとは?
Google 広告の検索パートナー ネットワークに含まれていた、パーキングページへの広告の掲載のことです。
広告主は「コンテンツの適合性」の設定で、パーキングへの掲載を除外できました。Google 広告は、2026年2月10日からドメインパーキングを検索パートナー ネットワークの掲載先から外し、この設定の選択肢も無くすと告知しています。
ドメインパーキングは危険ですか?
パーキングページの広告やリンクは、ドメインの持ち主ではなくパーキングサービスや広告ネットワークが選んだものです。
ドメイン名から想像する内容と関係の無いサイトへつながることもあるので、ほかの広告と同じように、リンク先が信頼できるかを確かめてから開きましょう。
ドメインパーキングをやめる(解除する)には?
パーキングサービスに向けているネームサーバーなどの設定を、サイトを置くサーバーの指定のものに変えるのが一般的です。
具体的な手順は、ドメインを管理している登録事業者やパーキングサービスの案内で確かめてください。設定を変えてから新しいページが表示されるまでには、時間がかかることがあります。
過去にパーキングだった中古ドメインは使っても大丈夫ですか?
パーキングの時期があること自体は、中古ドメインでは珍しくありません。
その長さと、前後に運営されていたサイトの中身を確かめて判断します。何年もパーキングが続いていたドメインや、パーキングの後にスパムのような内容になった時期があるドメインは、慎重に検討しましょう。
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