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中古ドメインを売るには?ドメイン売却・買取の方法と相場の考え方

公開日 最終更新日

中古ドメインを売るには?ドメイン売却・買取の方法と相場の考え方

使わなくなったドメインや中古ドメインは、ドメインマーケットへの出品・ドメインオークション・業者の買取・個人間の譲渡といった方法で売ることができます。売ったドメインは、レジストリの制度に沿った手続き(.jp なら指定事業者を通じた移転、.com などの gTLD ならレジストラでの登録者の変更や移管)で買い手へ移します。
売却価格には一律の相場が無く、被リンクや過去の運用履歴、ドメイン名そのもの、欲しい人の多さで決まります。この記事では、売り方ごとの違いと譲渡の手続き、価格の考え方、売る前に確かめておきたいことを解説します。

中古ドメインは売れる?売却の前に知っておくこと

ドメインの売却は、レジストリの制度に沿って登録者を買い手に変える取引であること。ドメインだけを売る場合と、サイトごと売る場合があり、ドメインだけならドメインマーケットなど、収益のあるサイトはサイト売買のサービスが向くことを示した図

ドメイン名は、登録した人(登録者)がレジストリの制度の上で使う権利を持つものです。登録者を別の人に変える手続きは制度として用意されているので、自分が登録者になっているドメインは、ほかの人へ売ることができます。

中古ドメイン(オールドドメイン)として買い手が見るのは、主に次の点です。

  • ほかのサイトから張られた被リンク(バックリンク)が残っているか
  • 過去にどんなサイトが運営されていたか(スパムなどに使われていないか)
  • ドメイン名そのものが短い・覚えやすいなど、名前としての価値があるか

売る前に、ドメインだけを売るのか、サイトごと売るのかを決めておきましょう。
ドメインだけを売るときは、ドメインを登録者として手放し、買い手が新しいサイトを作ります。運営中のサイトに収益やアクセスがあるなら、記事やデータも含めてサイトごと売るほうが、ドメインだけより評価されることがあります。サイトごとの売却は、当サイトを運営するラッコ株式会社のラッコM&A(Webサイトなどオンライン事業の売買)や、小規模な WordPress サイト向けのサイトマーケットで扱っています。

中古ドメインを売る方法は4つ(マーケット・オークション・買取・個人間の譲渡)

中古ドメインを売る4つの方法。ドメインマーケットは自分で値付けして出品する、ドメインオークションは入札で価格が決まる、買取は業者が価格を付けて買い取る、個人間の譲渡は買い手と直接交渉する。方法によって価格の決まり方・売れるまでの時間・取引の手間が違う

新人ラッコ
ドメインを売るなら、どの方法がいちばん高く売れるんですか?
ラッコ先輩
どれとは言い切れないんだ。方法によって、価格の決まり方や売れるまでの時間が違うよ。

ドメインを売る方法は、主に次の4つです。

売り方価格の決まり方向いている点気をつける点
ドメインマーケットに出品する自分で価格を付ける(値下げ交渉を受ける場合も)自分の希望の価格で出せる。支払いと受け渡しをマーケットの仕組みの上で進められる買い手が見つかるまでの時間は分からない
ドメインオークションに出品する入札で決まる欲しい人が多ければ、競り合いで価格が上がることがある入札が少ないと、思ったより低い価格で終わることがある
業者の買取買い取る業者が付ける買い手を探す手間が省ける価格は業者の基準で決まり、希望の価格になるとは限らない。買い取りを受け付けていない業者もある
個人間の譲渡(直接交渉)買い手との交渉欲しい人が決まっていれば、話が早い支払いとドメインの受け渡しの順番・方法を自分たちで決める必要がある

どの方法でも、手数料の有無や額、出品できる TLD、ドメインを受け渡す方法はサービスごとに違います。出品する前に、それぞれの案内で確かめておきましょう。

当サイト(中古ドメイン販売屋さん)は中古ドメインを販売していますが、ドメインの買い取り・査定・代理での販売は行っていません。
ドメインを自分で売りたいときは、ラッコ株式会社のラッコドメインにあるドメインマーケットも選択肢の一つです。ラッコドメインで管理しているドメインを1ドメイン単位で出品でき、利用者どうしで売買できます。当サイトで購入したドメインはラッコドメインで管理しているので、そのまま出品できます。出品の条件・手順は、ドメインマーケットの案内でご確認ください。

ドメイン売却の流れと譲渡の手続き(.jp と gTLD)

ドメイン売却の4つの手順:価値と有効期限を確かめる、売り方を選んで出品・交渉する、代金を受け取る、ドメインを買い手へ移す。移す手続きは、.jpは指定事業者を通じた移転申請や指定事業者の変更、gTLDはレジストラでの登録者の変更や認証コードを使った移管

ドメインを売るときの大まかな流れは、次のとおりです。

  1. 価値と有効期限を確かめる:被リンクや過去のサイトの内容、残りの有効期限を調べ、売り出す価格の目安を考えます(次の節)
  2. 売り方を選んで出品・交渉する:マーケット・オークション・買取・直接交渉から選びます
  3. 代金を受け取る:マーケットなどの仕組みを使わない直接の取引では、代金の支払いとドメインの受け渡しのどちらを先にするかを、先に取り決めておきます
  4. ドメインを買い手へ移す:ドメインの種類と、買い手が使うレジストラ(ドメインの登録事業者)によって、手続きが変わります
新人ラッコ
代金を受け取ったら、それで取引は終わりですか?
ラッコ先輩
ドメインを買い手へ移す手続きが要るんだ。.jp か gTLD かで手続きが変わるよ。

.jp(JPドメイン名)を譲るとき

JPドメイン名の申請は、すべて指定事業者(JPRS が認めた登録の窓口となる事業者)を通じて行い、JPRS に直接申請することはできません。
JPRS の各種申請についての説明では、登録しているドメイン名を別の会社などに移すときは「移転申請」の手続きを使うよう案内しており、申請の方法は、ドメイン名の管理を任せている指定事業者に確かめるよう求めています。

買い手が別の指定事業者でドメインを管理したい場合は、指定事業者の変更も必要です。JPRS の指定事業者の変更の説明によると、登録者が今の指定事業者から認証コード(AuthCode)を受け取り、変更先の指定事業者に申し込む流れです。

.com などの gTLD を譲るとき

ICANN の登録者の変更のページ(英語)では、ドメイン名をほかの人へ譲る(登録者を変える)ときは、ドメインを登録しているレジストラに連絡するよう案内しています。登録者の変更では、レジストラが当事者の同意を確かめたうえで手続きを行います。

買い手が別のレジストラでドメインを管理したい場合は、ほかのレジストラへの移管も必要です。移管には今のレジストラが発行する認証コード(AuthCode)が要ります。また、ICANN の移管についての FAQ(英語)によると、新規登録や前回の移管、登録者の情報の変更から60日以内は、ほかのレジストラへ移管できないことがあります。

どちらの場合も、同じ会社(レジストラ・指定事業者)の中であれば、アカウントの間でドメインを移すだけで済む場合もあります。細かな手順や移せない条件は会社によって違うので、ドメインを管理している会社の案内で確かめてください。

中古ドメインはいくらで売れる?売却価格の決まり方

売却価格に関わる要素(被リンクの量と質、過去の運用履歴、ドメイン名とTLD、需要と有効期限の残り)と、売り方による価格の決まり方の違い。一律の相場は無く、条件の近いドメインの価格と比べて目安を付ける

中古ドメインの売却価格に、「1つ◯円」と言える一律の相場はありません。ドメインは同じものが2つと無く、買い手が何に価値を見るか(検索エンジンからの評価か、名前の覚えやすさか)も人によって違うためです。

価格に関わる主な要素は、次のとおりです。

  • 被リンクの量と質:実在のサイトから自然に張られた被リンクが残っているほど、中古ドメインとして評価されやすくなります
  • 過去の運用履歴:どんなジャンル・言語のサイトが運営されていたか。スパム・アダルトなどの履歴は価値を下げます
  • ドメイン名と TLD:短い・意味のある単語・覚えやすい名前は、SEO とは別に名前としての価値を持つことがあります。TLD によって使いたい人の多さや更新料も違います
  • 需要と有効期限の残り:同じ名前・ジャンルを欲しい人が多いほど高くなりやすく、有効期限がすぐに来るドメインは、買い手にすぐ更新の費用がかかります

同じドメインでも、売り方によって価格の決まり方が変わります(前の節の表)。相場の目安をつかむには、マーケットや販売サイトで、被リンクの指標・TLD・過去のジャンルなどの条件が近いドメインの価格を並べて見るのが現実的です。

自分のドメインの状態は、当サイトの無料ツールでも調べられます。WayBack運用歴チェックツールで過去の運営内容を、一括ドメインパワーチェックツール(DR)で被リンクの指標の目安(DR は Ahrefs が独自に計算する指標で、Google の評価そのものではありません)を確かめられます。一括ドメイン鑑定ツールでは、AI による推定価格を参考値として出せますが、推定であり、実際に売れる価格を約束するものではありません。

ドメインを売る前に確かめること・注意点

ドメインを売る前に確かめる5つのこと:自分が登録者になっているか、有効期限の残り、そのドメインのメールアドレスを使っていないか、他人の商標に似た名前ではないか、支払いと受け渡しの手順を決めたか

新人ラッコ
売ってしまえば、もう自分には関係ないですよね?
ラッコ先輩
そのドメインのメールアドレスを使っていたら、新しい持ち主が受け取れる状態になりうるんだ。
新人ラッコ
売る前に、確かめておくことがあるんですね。

売り出す前に、次の点を確かめておくと、取引の後のトラブルを避けやすくなります。

  1. 自分が登録者になっているか:ドメインを売れるのは登録者です。会社や制作会社の名義で登録されている場合は、売る前に名義を確かめます。WHOIS 代理公開を使っていると、公開されている情報に自分の名前が出ないこともあるので、管理している会社の画面で確かめましょう
  2. 有効期限の残り:期限が近いと、買い手がすぐに更新の費用を負うことになり、価格や売れやすさに響くことがあります。登録日や有効期限は「ドメイン情報(WHOIS/RDAP)チェックツール」でも調べられます
  3. そのドメインのメールアドレスを使っていないか:ドメインを手放すと、そのドメインのメールアドレスは使えなくなり、新しい持ち主がメールを受け取れる状態になりえます。ほかのサービスのログインに使っているメールアドレスは、売る前に別のアドレスへ変えておきましょう
  4. 他人の商標に似た名前ではないか:他人の商標・会社名などと同じか似たドメイン名を、権利者や競合する事業者に高値で売りつける目的で登録・取得することは、.jp の JP-DRP や gTLD の UDRP といったドメイン名の紛争処理の方針で「不正の目的」の例とされ、登録の取消や移転を申し立てられることがあります
  5. 支払いと受け渡しの手順:直接の取引では、どちらが先に支払う・移すのか、移す手続き(登録者の変更か移管か)を、文書やメッセージで残る形で取り決めておきます

個別の取引が法律や紛争処理の対象になるかどうかは、事情によって判断が変わります。気になる点があるときは、弁護士などの専門家に相談してください。

まとめ

  • 売り方は、ドメインマーケットへの出品・ドメインオークション・業者の買取・個人間の譲渡の4つ。価格の決まり方・売れるまでの時間・取引の手間が違う
  • 売ったドメインは、.jp なら指定事業者を通じた移転申請、.com などの gTLD ならレジストラでの登録者の変更などで買い手へ移す
  • 売却価格に一律の相場は無く、被リンクの量と質・過去の運用履歴・ドメイン名と TLD・需要と有効期限の残りで決まる
  • 売る前に、登録者の名義・有効期限・そのドメインのメールアドレス・他人の商標に似ていないか・支払いと受け渡しの手順を確かめる
  • 運営中のサイトに収益やアクセスがあるなら、ドメインだけでなくサイトごと売る方法もある
新人ラッコ
売り方と、買い手へ移す手続きの両方を先に確かめておくんですね。
ラッコ先輩
そう。まず自分のドメインの状態を調べて、合う売り方を選ぼう。

売る前のドメインの状態は、当サイトの無料ツール「WayBack運用歴チェックツール」や「ドメイン情報(WHOIS/RDAP)チェックツール」で確かめられます。

よくある質問

中古ドメインを売買するのは違法ですか?

売買すること自体は違法ではありません。
ドメイン名の登録者を変える手続きは、レジストリの制度として用意されています。ただし、他人の商標などに似たドメイン名を不正な目的で登録・使用すると、紛争処理や法律の上で問題になることがあります。

ドメインはいくらで売れますか?

決まった相場は無く、ドメインごとに違います。
被リンクの量と質・過去の運用履歴・ドメイン名・需要などで価格が変わり、売り方(マーケット・オークション・買取・直接交渉)によっても決まり方が違います。条件の近いドメインの価格を並べて比べると、目安を付けやすくなります。

中古ドメイン販売屋さんでドメインを買い取ってもらえますか?

買い取りは行っていません。
当サイトでは、ドメインの買い取り・査定・代理での販売は行っていないため、ドメインマーケットなどにご自身で出品してください。

購入した中古ドメインを転売できますか?

登録者であれば、ほかの人へ売ることができます。
当サイトで購入したドメインは、ラッコドメインで管理しているため、ドメインマーケットに出品できます。ただし、買ったときより高く売れるとは限りません。

ドメインを売るのに必要な手続きは何ですか?

買い手へドメインを移す手続きが要ります。
.jp は指定事業者を通じた移転申請、.com などの gTLD はレジストラでの登録者の変更が基本で、買い手が別の会社で管理するなら、認証コード(AuthCode)を使った指定事業者の変更・移管も行います。手順は、ドメインを管理している会社の案内で確かめてください。

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