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トレンドブログに中古ドメインは有利?Googleのポリシーと注意点

公開日 最終更新日

トレンドブログに中古ドメインは有利?Googleのポリシーと注意点

トレンドブログに中古ドメインを使うと、新しく取ったドメインより早く検索結果に載る可能性はあります。ただ、それで有利になると決まっているわけではありません。話題の記事を素早く量産する作り方は、Google のスパムに関するポリシー(期限切れのドメインの不正使用・大量生成されたコンテンツの不正使用・スクレイピング)に当たりやすく、順位の低下や手動による対策でアクセスを失うおそれもあります。
この記事では、中古ドメインが使われてきた理由とその限界、ポリシーとペナルティの扱い、2024年以降の変化と検索需要の推移、売却と損切りという出口までを、Google の公式の説明とラッコのサービスのデータをもとに説明します。

トレンドブログとは?中古ドメインが使われてきた理由

トレンドブログの流れの図:話題が出る、素早く記事にする、検索から読まれる、広告で収益を得る。話題の検索は短い間に集中するため、検索が増える前に記事が検索結果に載っているかが大事になり、新規ドメインより早く見つけてもらえる可能性を期待して中古ドメインが使われてきた

トレンドブログ(トレンドアフィリエイトとも呼ばれます)は、テレビ番組やスポーツ、季節の行事など、いま話題になっている出来事を素早く記事にし、検索から来た人に広告を見てもらって収益を得るブログです。収益の柱は Google AdSense のようなクリック型の広告で、商品を紹介して成果報酬を得るアフィリエイトとは稼ぎ方が違います。

話題の検索は、出来事が起きた直後に一気に増え、しばらくすると落ち着きます。Google のランキング システム ガイドでも、鮮度の高い情報が求められる検索では新しいコンテンツを上位に出す「フレッシュネス システム」があると説明しています。トレンドブログでは、検索が増えるタイミングに記事が検索結果に載っているかどうかが、そのまま収益を左右します。

そこで使われてきたのが中古ドメインです。過去のサイトに向けた被リンク(バックリンク)が残っていれば、Google がリンクをたどってサイトを見つけやすくなります。Google のリンクに関するガイドでも、新しいページを見つけるためにリンクを使うと説明しています。立ち上げたばかりの新規ドメインは、まだ Google に見つけてもらえていないことが多く、旬の短い話題では間に合わないことがあります。中古ドメインなら最初の記事から検索結果に載るまでが早いのでは、と期待されてきたわけです。

新人ラッコ
中古ドメインなら、話題の記事がすぐ上位に出るんですか?
ラッコ先輩
早く見つけてもらえる可能性はあるけど、上位に出るかは別の話なんだ。利点と限界を並べてみよう。

中古ドメインを使う利点と、その限界

中古ドメインをトレンドブログに使う利点として言われること(早くインデックスされる可能性、残っている被リンクで順位が付きやすい可能性)と、その限界(評価は主にページごとの中身で決まる、被リンクは減り話題とかみ合わない、過去の履歴を持ち込むおそれ)を並べた図。効かないとも必ずバレるとも言えず、差が出るのは記事の中身と作り方

トレンドブログの実践者が中古ドメインの利点として挙げるのは、主に次の2つです。

  • 早くインデックスされる可能性:残っている被リンクから Google に見つけてもらいやすく、新規ドメインより早く記事が検索結果に載ることがある
  • 順位が付きやすい可能性:過去のサイトが受けていた被リンクの評価が残っていれば、新規ドメインより早く順位が付くことがある

AdSense の審査に通りやすい、という話もよく見かけます。とはいえ AdSense の公式ヘルプには、ドメインが中古か新規かを審査の条件にした記述は見当たりません。審査で見られることは中古ドメインとアドセンスの審査で詳しく扱っています。

一方で、限界もはっきりしています。中古ドメインを使って早く立ち上がった例も、その後にアクセスを失った例もあるので、「効かない」とも「必ずバレる」とも言えません。私たちは、差が出るのはドメインより記事の中身と作り方だと見ています。

評価は主にページごとの中身で決まる

2024年3月のGoogle のコア アップデートの発表では、コア ランキング システムは基本的にページ単位で働くように作られていて、サイト全体のシグナルは一部だけ考慮していると説明しています。ドメインの古さや被リンクで見つけてもらいやすくなっても、話題ごとの記事は、同じ話題を扱うニュースサイトやほかのブログと中身で比べられます。

被リンクは減り、話題とかみ合わない

残っている被リンクは、過去のサイトの内容に向けて張られたものです。芸能やスポーツの話題を次々に扱うトレンドブログでは、リンクの文脈と新しい記事の中身がかみ合いにくく、評価を活かしにくいと私たちは考えています。リンク元のページが消えれば、被リンクそのものも時間とともに減っていきます。

雑記なら過去のジャンルは関係ない?

関係はあります。雑記のように何でも扱うブログでも、残っている被リンクは過去のサイトの話題に向いたままです。過去と大きく違う内容で、過去の評判を当てにして中身の薄い記事を載せる使い方は、次の節の「期限切れのドメインの不正使用」の典型に当たります。少なくとも、ブログの主な話題が過去のサイトとかけ離れていないかは、買う前に確かめておきましょう。

過去の履歴を持ち込むおそれ

前の持ち主がスパムやアダルトの内容、手動による対策を受けるような使い方をしていたドメインは、その影響を引き継ぐおそれがあります。過去の運営内容は過去の使用履歴の調べ方で確認できます。

自分で全部を調べる手間を減らしたいなら、販売元の選別も判断の材料になります。私たち中古ドメイン販売屋さんは、スパムリンクで指標を操作したドメイン、違法なサイトに使われていたドメイン、二次利用されていたドメインを仕入れの段階で除いています。累計50万件以上の販売で返品は0.01%未満で、そのうえでインデックス保証と手動対策の返品保証を付けています。ただし、保証するのは過去の履歴によるリスクで、トレンドブログの検索順位や収益ではありません。

Googleのスパムポリシーで問題になる作り方

トレンドブログに中古ドメインを使うときに関わるGoogleのスパムポリシー3つの図:期限切れのドメインの不正使用(過去の評判を当てにして価値の低いコンテンツを載せる)、大量生成されたコンテンツの不正使用(作り方を問わず価値を足さないページを大量に作る。隠すために複数のサイトに分けることも含む)、スクレイピング(他のサイトの記事を独自の価値を加えずに転載する・言い換えて載せる)。2024年3月5日に前の2つを含む新しいポリシーが発表された

2024年3月5日、Google は2024年3月のコア アップデートと同時に、スパムに関する新しいポリシーを3つ発表しました。期限切れのドメインの不正使用、大量生成されたコンテンツの不正使用、サイトの評判の不正使用です。トレンドブログに中古ドメインを使うときに関わるのは、このうち前の2つと、以前からある「スクレイピング」のポリシーです。

どのポリシーも、問題にしているのは中古ドメインやトレンドブログそのものではなく、作り方です。Google のスパムに関するポリシーでは、ポリシーに反するサイトは検索結果での順位が下がったり、まったく表示されなかったりすることがあり、場合によっては手動による対策を取ると説明しています。

期限切れのドメインの不正使用

期限切れのドメイン名を、主に検索順位を操作する目的で買い、利用者にとってほとんど価値のないコンテンツを載せるために使うことです。ポリシーには、以前に政府機関が使っていたサイトにアフィリエイトのコンテンツを載せる、以前に小学校が使っていたサイトにカジノ関連のコンテンツを載せる、といった例が挙がっています。

発表の中で Google は、利用者を第一に考えたオリジナルのサイトに古いドメイン名を使うことは問題ないとも書いています。中古ドメインでトレンドブログを始めること自体が禁止されているわけではありません。

大量生成されたコンテンツの不正使用

利用者の役に立つためではなく、検索順位の操作を主な目的に大量のページを作ることです。大量生成されたコンテンツの不正使用の説明では、作り方は問わないとしていて、人が書いても、生成 AI で書いても、その組み合わせでも同じ扱いです。例には次のようなものがあります。

  • 生成 AI などのツールで、利用者にとっての価値を加えずに大量のページを作る
  • 複数のページの内容を、価値を加えずにつなぎ合わせる
  • 大量に作ったことを隠すために、複数のサイトに分ける

話題ごとに似た構成の記事を次々に出し、ドメインを増やして同じ作り方を広げていくやり方は、まさにこの例に重なります。

スクレイピング

ほかのサイトのコンテンツを集めて、検索順位を操作する目的で載せることです。スクレイピングのポリシーには、出典を示さず独自の価値も加えずに転載する、語句を言い換えたり自動の手法で少し手を加えたりして転載する、といった例があります。ニュースサイトの記事を言い換えて載せるだけの記事は、これに当たります。

ほかのサイトの記事を許可なく転載するのは、検索のポリシー以前に著作権の侵害で、刑事罰の対象にもなる行為です。Google のランキング システム ガイドでは、有効な著作権侵害の削除通知が大量に届いたサイトは、残りのコンテンツの順位も下げることがあると説明しています。名誉毀損の申し立てにも同じ降格の仕組みを使うので、人物の噂や事件を扱う記事は、事実と出典を確かめてから書いてください。

ペナルティ・圏外・コアアップデートはどう違う?

順位が落ちたときに考える3つの違いの図:手動による対策(Googleの担当者が判断し、Search Consoleの手動による対策レポートに出る。直して再審査をリクエストする)、スパムポリシーによるアルゴリズムでの順位の低下(自動のシステムが判断し、通知は無い。ポリシーに沿って直す)、コアアップデートでの変動(特定のサイトを狙ったものではない。完了から1週間以上たってから比べ、大きく落ちたときはサイト全体を見直す)

トレンドブログの体験談では、「ペナルティを受けた」「圏外に飛んだ」「コアアップデートで落ちた」が、同じような意味で使われがちです。Google の仕組みとしては別のもので、確かめる場所も直し方も違います。

新人ラッコ
順位が急に落ちたら、まずペナルティを疑えばいいですか?
ラッコ先輩
まずは Search Console を見よう。何も出ていなければ、アルゴリズムかコアアップデートの影響を考えるんだ。

手動による対策(いわゆるペナルティ)

Google の担当者がポリシー違反と判断したときに取る措置です。受けると、Search Console の手動による対策レポートに対策の種類と影響を受けるページが表示され、通知も届きます。問題を直したうえで、同じレポートから再審査をリクエストして解除を求めます。

スパムポリシーによるアルゴリズムでの順位の低下

自動のシステムがポリシーに反すると判断すると、順位が下がったり、検索結果に出なくなったりします。「圏外」と呼ばれるのは、多くの場合この状態か、次のコアアップデートで大きく順位を落とした状態です。手動による対策と違って通知は無く、再審査リクエストの手続きもありません。ポリシーに沿って直し、システムに評価し直してもらうのを待つことになります。

コアアップデートでの変動

コア アップデートは、検索のアルゴリズムとシステムに年に数回加えられる大きな変更です。Google のコア アップデートの説明では、特定のサイトやページを狙ったものではなく、順位が下がったページが必ずしも悪いわけではないとしています。確かめ方の目安も書かれています。

  • アップデートの完了から1週間以上待ってから、Search Console で前後の週を比べる
  • 2位から4位のような小さな低下なら、大きく手を入れる必要は無い
  • 4位から29位のような大きな低下なら、サイト全体が利用者の役に立つ内容かを見直す

改善しても効果が出るまでに数か月かかることがあり、次のコア アップデートまで待つ必要があるかもしれない、とも説明されています。話題の記事は、回復を待つ間に旬が過ぎて検索そのものが減ってしまうので、トレンドブログでは特にこの待ち時間が重くなります。

中古ドメインのご利用にあたって

中古ドメインの利用は検索順位の上昇を保証するものではありません。また、検索順位の操作のみを目的とした利用(過剰な相互リンク網・無関係なサイトへのリダイレクト等)は、Googleのスパムに関するポリシー(リンクスパム/期限切れドメインの不正使用)に該当し、手動による対策(ペナルティ)を受ける可能性があります。過去の運用内容と関連性のある、利用者にとって価値のあるサイト運営を推奨します。中古ドメインのリスクについて

トレンドブログは今も通用する?2024年以降の変化

2022年から2024年のGoogleの変化を時系列で並べた図:2022年にヘルプフル コンテンツ システムを発表、2024年3月5日に2024年3月のコアアップデートとスパムに関する新しいポリシー3つ(期限切れのドメイン・大量生成されたコンテンツ・サイトの評判)を発表、2024年3月にヘルプフル コンテンツ システムがコア ランキング システムの一部になった。話題を素早く書くこと自体ではなく、価値を足さない量産と転載が作り方を問わずスパムとして扱われることがはっきりした

「トレンドブログはもう稼げない」という声は、2024年ごろから増えました。Google の側で起きたことを並べると、何が変わったのかが見えてきます。

  • 2022年:利用者のために作られた独自の有用なコンテンツを検索結果に出すための「ヘルプフル コンテンツ システム」を発表
  • 2024年3月5日:2024年3月のコア アップデートと、スパムに関する新しいポリシー3つを発表。発表では、複数のコア システムを変えた通常より複雑なアップデートで、順位の変動も大きくなりうると説明
  • 2024年3月:ヘルプフル コンテンツ システムがコア ランキング システムの一部になる(ランキング システム ガイドの「廃止されたシステム」の説明)

話題を素早く記事にすること自体は、どのポリシーにも反しません。変わったのは、価値を足さない量産や転載が、人が書いたか AI で書いたかを問わずスパムとして扱われると、はっきり書かれたことです。トレンドブログでよく見られた「同じ型の記事を大量に出す」「ニュースを言い換えて載せる」作り方ほど、影響を受けやすくなったと私たちは見ています。

「トレンドブログ」の検索需要の推移

関心の大きさは、検索数にも出ています。当サイトを運営するラッコ株式会社のラッコキーワードで、2022年10月から2026年9月までの月間検索数を調べました。

「トレンドブログ」と「トレンドアフィリエイト」の月間検索数の推移の折れ線グラフ(2022年10月〜2026年9月)。トレンドブログは2022年10月の880から、2024年4・5・9・10月の1,000を最多に、2026年9月は210。トレンドアフィリエイトは2022年10月の260から、2026年9月は40

※出典:ラッコキーワードの一括キーワード調査(2022年10月〜2026年9月の月間検索数・2026年10月取得)

「トレンドブログ」は2022年10月の880から、2024年4・5・9・10月に1,000と最も多くなり、そこから減って2026年9月は210でした。「トレンドアフィリエイト」は2022年10月の260から、2026年9月は40まで減っています。「トレンドアフィリエイト」は2024年2月の210から3月に70へ下がっていて、2024年3月の発表の時期と重なります。とはいえ、検索数の変化だけでは理由までは分かりません。

検索数は、これから始めようとする人の関心の大きさを示すもので、トレンドブログで稼げるかどうかを直接示すものではありません。それでも、2024年の最多のころから関心が約5分の1に減ったことは、トレンドブログを取り巻く状況の変化を表していると私たちは考えています。

記事の品質で見られること

Googleの「有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成」にある、作り方を見直すべき合図の問いのうち、トレンドブログで当たりやすいものの図:ただ話題になっているという理由で書いていないか、確定していない放送日や発売日を予告していないか、主に他の人の意見を要約していないか、多くのトピックの記事の大部分を自動化で作っていないか、決まった文字数を目指して書いていないか

では、Google は記事のどこを見ているのでしょうか。Google のユーザー第一のコンテンツのガイドには、「はい」と答えたら作り方を見直すべき合図になる問いが並んでいます。トレンドブログで当たりやすいものを抜き出しました。

Google の問い(要約)トレンドブログで当たりやすい例
既存の読者のためではなく、ただ話題になっているという理由で書いていないかブログのテーマと関係なく、その日に検索が多い話題を片っ端から書く
実際には答えの無い問いに答えると約束していないか確定していない放送日・発売日・公開日を、分かったような見出しで書く
価値を足さずに、主に他の人の意見を要約していないかSNS やニュースサイトの反応を集めて並べるだけ
多くのトピックの記事の大部分を自動化で作っていないか生成 AI で書いた記事を、確かめずにそのまま出す
決まった文字数を目指して書いていないか中身が無いまま文字数だけを増やす(Google は優先する文字数は無いと説明)

AI を使うこと自体が問題にされるわけではありません。同じガイドでは、検索順位の操作を目的に AI などの自動化でコンテンツを作ればスパムに関するポリシーに反するとしたうえで、どのように作ったかを読者に分かるようにすることを勧めています。生成 AI で下書きを作るなら、事実を公式の発表で確かめ、自分で調べたことや見たことを足してから出してください。

新人ラッコ
AI で書いた記事は、それだけでだめなんですか?
ラッコ先輩
使ったこと自体より、読む人にとっての価値を足しているかが見られるんだ。

読者の役に立つトレンド記事は、出来事の事実を公式の発表で確かめ、出典を示し、読者が次に知りたくなること(日程、見る方法、背景)まで一つの記事で分かるものです。これは中古ドメインでも新規ドメインでも変わりません。

伸びなくなったら?売却と損切りという出口

トレンドブログが伸びなくなったときの3つの出口の図:直して続ける(ポリシーに沿って記事を直し、評価し直されるのを待つ)、サイトごと売る(サイト売買のサービスに出す。トレンドブログも売買されている)、やめる(損切り。かけた費用は戻らないものとして、これ以上の時間と費用をかけない)。新しいドメインで同じ作り方を繰り返すのは、Googleのポリシーの回避に当たる

アクセスが落ちたトレンドブログには、直して続ける、サイトごと売る、やめる、の3つの出口があります。どれを選ぶにしても、かけてきた時間やドメインの代金にこだわりすぎないことが大切です。

サイトごと売る:トレンドブログの売買の相場

収益やアクセスが残っているなら、記事ごとサイトを売る方法もあります。当サイトを運営するラッコ株式会社のラッコM&A(Webサイトなどオンライン事業の売買)と、小規模な WordPress サイト向けのサイトマーケットでは、トレンドブログも売買されています。

2つのサービスで成約した案件のうち、案件名に「トレンドブログ」「トレンドサイト」「トレンド雑記」のどれかを含むものを私たちが集計しました(2026年10月に集計。価格は掲載価格で、成約した金額とは限りません)。

成約した案件の掲載価格の中央値と真ん中の半分の幅を比べたグラフ。ラッコM&Aはトレンド系の31件が中央値20万円(12万〜50万円)、2024年1月以降に掲載されたWebメディア全体の802件が24万円(11万〜60万円)。サイトマーケットはトレンド系の33件が約2.5万円(1.5万〜5.9万円)、2024年1月以降に成約した全体の2,279件が1.5万円(1万〜2.5万円)

※出典:ラッコM&A ・サイトマーケットの成約済みの案件(2026年10月に集計)。成約した案件の掲載価格で、成約した金額とは限らない

ラッコM&A では、2024年1月以降に掲載されて成約した Webメディア802件のうち、トレンド系は31件でした。掲載価格の中央値は20万円で、真ん中の半分は12万〜50万円です。Webメディア全体の中央値は24万円(11万〜60万円)なので、価格の水準は全体とあまり変わりません。

ただ、月の利益に対する価格の倍率は、全体より低めです。月の利益がある29件で「掲載価格÷月の利益」を出すと中央値は約13.8倍で、全体(利益のある653件)の約18.2倍を下回りました。話題に頼る収益はこの先も続くかが読みにくいので、その分だけ低く見積もられているのではないかと私たちは見ています。掲載から成約までの日数の中央値は19日で、全体の24日より短めでした。

サイトマーケットでは、2024年1月以降に成約した2,279件のうち、トレンド系は33件でした。掲載価格の中央値は約2.5万円(1.5万〜5.9万円)で、全体の1.5万円(1万〜2.5万円)より高めです。

売るときの手数料も見ておきましょう(2026年10月時点・税込)。ラッコM&A は売り手が無料で、買い手が成約金額の5%(最低55,000円)を払います。サイトマーケットは買い手が無料で、売り手が売却金額の20%を払います。

どちらも30件ほどの集計なので、この数字はトレンドブログの価値の目安の一つとして見てください。ラッコM&A のトレンド系31件のうち24件は、案件名で月の PV や収益、上位表示をうたっていました。買い手が見ているのは、検索からのアクセスと収益がこの先も残るかどうかです。売るなら、アクセスが残っているうちに考えておくほうが選択肢は広がります。

損切りという考え方

直しても回復の見込みが薄い、売るほどのアクセスも残っていない。そんなときは、やめるのも一つの判断です。すでに払ったドメインの代金や書いてきた時間は、続けても戻ってきません。これ以上の時間と費用をかけるかどうかは、この先の見込みだけで決めてください。

気をつけたいのは、やめた後です。Google のスパムに関するポリシーのポリシーの回避の項目では、ポリシー違反を続けるために新しいサイトやサブドメインを作ることを、回避の行為の例に挙げています。順位が落ちたら別の中古ドメインに移って同じ作り方を繰り返す、というやり方は、損切りではなく違反の繰り返しです。次に始めるなら、作り方そのものを変えてください。

使わなくなった中古ドメインだけを手放す方法は、中古ドメインの売り方で説明しています。

まとめ

  • 中古ドメインは、残っている被リンクから Google に見つけてもらいやすく、トレンドブログの立ち上げが早くなる可能性がある。ただし効果は保証されず、評価は主に記事ごとの中身で決まる
  • 期限切れのドメインの不正使用・大量生成されたコンテンツの不正使用・スクレイピングに当たる作り方をすれば、順位の低下や手動による対策でアクセスを失うおそれがある
  • 手動による対策・アルゴリズムでの順位の低下・コアアップデートでの変動は別のもの。まず Search Console の手動による対策レポートを確認する
  • 2024年3月以降、価値を足さない量産と転載は作り方を問わずスパムとして扱われることがはっきりし、「トレンドブログ」の検索数も2024年の最多の1,000から2026年9月は210に減った
  • 伸びなくなったら、直して続ける・サイトごと売る・やめるの3つ。別のドメインで同じ作り方を繰り返すのはポリシーの回避に当たる
新人ラッコ
ドメインを中古にするより、記事の作り方のほうが大事なんですね。
ラッコ先輩
そう。中古ドメインを使うなら、過去の履歴を確かめて、読む人の役に立つ記事を積み上げていこう。

中古ドメインで始めるなら、過去の運営内容(ジャンル)や被リンクの条件でドメイン検索から探せます。

よくある質問

トレンドブログは今でも稼げますか?

稼げるかどうかは作り方と記事の中身しだいで、今も稼げるとも稼げないとも言い切れません。
ラッコM&A では2024年以降もトレンドブログの売買が成約していて、2024年1月以降に掲載されたトレンド系の31件の掲載価格は中央値20万円でした。一方で、「トレンドブログ」の検索数は2024年の最多の1,000から、2026年9月は210に減っています。

トレンドブログは新規ドメインでも始められますか?

始められます。
新規ドメインは最初に Google に見つけてもらうまで時間がかかることがありますが、前の持ち主の運営の履歴を引き継ぐことはありません。ブログのテーマを決め、そのテーマの読者に向けて書き続けるなら、新規ドメインで始めるのも十分な選択肢です。

トレンドブログの記事を AI で書くとペナルティになりますか?

AI で書いたことだけを理由に、ペナルティになるわけではありません。
Google が問題にしているのは、作り方を問わず、利用者にとっての価値を加えずに大量のページを作ることです。生成 AI の文章をそのまま大量に出すと、大量生成されたコンテンツの不正使用に当たるおそれがあります。

圏外になったら、別の中古ドメインに移ればいいですか?

同じ作り方のまま移るのは勧められません。
Google はポリシー違反を続けるために新しいサイトを作ることを「ポリシーの回避」としていて、より広い措置を取ることがあると説明しています。まずは Search Console で原因を確かめ、記事の作り方を見直してください。

トレンドブログに向いている中古ドメインはありますか?

トレンドブログだけに向いた特別な中古ドメインがあるわけではありません。
選ぶときの考え方はほかの使い方と同じで、過去の運営内容がブログの主な話題とかけ離れていないか、スパムなどの履歴が無いかを確かめてください。確かめることは購入前のチェックリストにまとめています。

仕入れの段階で選別した中古ドメインを、品質保証付きで販売しています